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当社の経営方針

トップメッセージ

2010年 真のグローバル企業を目指して

代表取締役社長 堀 澄也

日頃は、ヤクルト商品をご愛用いただき、誠にありがとうございます。心より御礼申し上げます。


さて、企業は人の役に立つため、社会の役に立つために存在する。私は、そう信じています。


当社の事業は、創始者である代田稔博士が、京都帝国大学で、乳酸菌シロタ株の強化培養に成功し、1935年に、「ヤクルト」の商標で乳酸菌飲料として発売したことに始まります。


代田博士は、病気になってから治療するよりも病気にかからないようにする「予防医学」、腸を丈夫にすることが健康で長生きにつながる「健腸長寿」、そして腸を丈夫にする「乳酸菌 シロタ株」を一人でも多くの人に手軽に飲んでもらいたいという考えから「誰もが願う健康を誰もが手に入れられる価格で」提供することを提唱しました。


ヤクルトでは「真心」と「正直・親切」「和の心」と共に、これらを「代田イズム」と呼び、すべての事業の原点としています。

売上や利益を上げることももちろん大切なことですが、やはり企業というものは、売上、利益の前に、先ず理念がなければならないと私は思っています。


プロバイオティクス商品を「普及」していくことは、それ自体が、当社の理念そのものですが、国際事業あるいは医薬品事業についても同じです。


国際事業の究極の目的は、「予防医学」「健腸長寿」といった「代田イズム」を世界中に「普及」していくことにつきます。

そこで一番大事なことは、「その国の人のためになる」という考えを前提にして事業を進めるということです。ですから、私は国際部の役員・社員によく言います。「君たちは行く時からいくら売っていくら儲けるなどということを考えてはならない。衛生環境の悪い所へ行って、少しでもその国のためになるように、という気持ちでやってくれ。初めは損をするだろうが、そんなことは全く構わない」そう言います。そして、コツコツと地道に、誠心誠意その国の人の健康を思って尽くせば、やがては、大きな花が咲いて実がなるのです。


また、医薬品事業については、当社は、「予防医学」が基本ですが、不幸にして病気にかかってしまったら、やはり「治療医学」に頼らざるを得ません。恐ろしい病気は数多くありますが、なかでも、人々が最も恐れているのは「がん」だと思います。当社の医薬品事業は、このがんおよびその周辺に特化して、がんに苦しむ人々を少しでも救ってさしあげたい。そういう気持ちで拡大してきました。


1・2の例を示しましたが、私は、事業を進めるうえで、なによりも理念を優先していきたいと考えています。


本年、2010年は、ヤクルトグループの創業75周年にあたります。

私は、この大きな節目をとらえ、創業時のほとばしるような情熱を取り戻し、組織をこのうえなく活性化させ、この1年を実り多い年としていきたい。そして、ヤクルトの夢である、真のグローバル企業を目指していきたい。年初にあたり、このことを申し上げたいと存じます。


今年も、一層のご支援とご愛顧を賜りますよう、心からお願いを申しあげます。


以上

株式会社ヤクルト本社
代表取締役社長
堀 澄也
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